MELSEC iQ-Rを用いたPLC計装にも対応

SMATEXエンジニアリングでは、三菱電機MELSEC iQ-Rを用いたPLC計装、アナログ入力、アナログ出力、工学値変換、PID制御、GOT画面、SCADA連携まで対応します。DCSほど大規模ではない設備でも、PLC計装を適切に設計することで、温度・流量・圧力・液面などのプロセス制御を実用的に構築できます。

計装PLCによる高信頼システム

お客様の設備でDCS(分散制御システム)の導入をご検討されている方へ。
その設備、本当にDCSが必要でしょうか。近年、プラント設備における制御
システムは、高信頼性・安定稼働が求められる一方で、導入コストや保守
コストの高さが大きな課題となっています。特にDCSは専用システムであるが
ゆえに、導入費用が高額であるだけでなく、継続的な保守契約やメーカー
依存による運用負担が発生するケースも少なくありません。
そのような課題に対して、計装PLCによる高信頼システム構築をご提案しています。

置換え可能例

以下の条件に当てはまる場合、計装PLCによってDCSと同等の機能・信頼性を、より低コストで実現できる可能性があります。
① バッチ処理の前後で設備停止が可能(例:食品プロセスにおける洗浄工程、空調設備、水処理設備など)
② 24時間365日の常時保守対応が不要。または、自社でPLC保守が可能な技術者が在籍している
③ I/O構成がシンプルで、制御ユニットの二重化で十分対応可能
これらの条件は、実際に多くの中小〜中規模プラントで見られる典型的な構成です。
このような設備に対して過剰なDCSを導入すると、コストと運用のバランスが崩れる可能性があります。

計装PLC導入のメリット

 ① 高信頼性(DCSに匹敵する二重化構成)

電源・CPU・ネットワークの各ユニットを二重化することで、故障時も制御を継続可能な冗長構成を実現します。
異常検知時には自動的に待機系へ切替え、設備停止リスクを最小化します。

② 大幅なコスト削減(初期費用・運用費)

計装PLCは汎用機器で構成されるため、DCSに比べて機器コストを大幅に抑えることが可能です。
さらに、メーカー保守契約が不要なため、年間固定費も削減できます。

③ オープン性と柔軟性

特定ベンダーに依存しないオープン構成のため、機器選定やシステム拡張の自由度が高く、将来的な設備改造にも柔軟に対応できます。

④ 保守性の向上(ブラックボックス化の排除)

専用システムと異なり、ユーザー自身でのエラーのモニターを行い、トラブル対応が可能です。
これにより、設備トラブル時の復旧時間短縮と保守コスト削減を実現します。

⑤ コンパクト設計・パソコンレス運用

制御盤内にコンパクトに収まる構成が可能で、HMIを活用したパソコンレス監視も実現できます。

DCSとの違いと適用領域

DCSは大規模プラントや高度なプロセス制御に適している一方、計装PLCは以下のような領域に最適です。
1. 中小規模プラント
2. 付帯設備・ユーティリティ設備
3. バッチプロセス設備
4. シーケンス制御とプロセス制御が混在する設備
実際の現場では、DCSと計装PLCを組み合わせたハイブリッド構成も有効です。(MODBUS TCP/IP等での通信)
主工程はDCS、副設備は計装PLCとすることで、コストと性能の最適化が図れます

PLC計装+SCADAでの
スマートファクトリー化

PLC計装はDCS相当の機能を持つことも大きなメリットですが、オープンネットワーク性であることで、新たなITシステムとのデータ連携に
柔軟な対応を行える点が、スマートファクトリー構築の上で大きな強みとなります。DCSでもデータ連携は可能ですが、インターフェースの制約、メーカー技術者でないと変更ができない点から、PLCでの構築がお客様にとっては利便性が高いです。PLC+SCADAの組み合わせでMESとのデータ連携、AIシステムとのデータ連携が容易に実現可能です。PLC、SCADA共に二重化することで、信頼性の高いシステム構築の実現+システム連携の柔軟性が実現可能です。

計装PLCでのシステム構築を検討してみませんか?

現在の設備構成や運用条件をもとに、コスト試算・最適構成のご提案を実施いたします。まずはお気軽にご相談ください。