海外製装置の導入や、脱炭素・省エネルギー関連設備、食品プロセス設備の立ち上げにおいて、
電気・計装・制御設計で課題を抱えていませんか。
海外ベンダーから機械装置は納入されるが制御は客先所掌となっている
IEC規格に準拠した設計を任せられるパートナーの当てがない
海外工場立ち上げにおける計装・受変電を含めたエンジニアリング体制が構築できないといった課題が多く見られます。
特に海外に工場を新設する場合、
装置は国内メーカー製であっても現地の受変電・接地方式との整合が取れず
電装設計をメーカー側が対応できない、または対応を辞退するケースもあります。
受変電仕様の違いは、プロセス盤設計にも影響を与えてしまいます。
また、海外製装置を導入する場合は機械本体のみ納入されるケースが多く、
制御盤やPLC設計が含まれていないため、設計の主体がユーザー側に委ねられます
海外案件では日系のエンジニアリング会社、ゼネコンにおいても、
計装・受変電・制御設計がボトルネックとなることがあり、これが海外工場立ち上げの大きな障壁となっています。
これらの課題は、JISとIECの規格差、接地方式、電源仕様、センサ回路方式の違いに起因しています。
私たちは、海外設計経験と海外受変電仕様への理解を強みとし、IEC規格に準拠した制御盤設計からプロセス計装まで、実装レベルでのエンジニアリングを提供します。

なぜ海外設備で問題が発生するのか

日本国内ではJIS規格を前提とした設計が一般的であるのに対し、海外ではIEC規格を前提とした設計が標準となっています。この規格差により、設計段階でさまざまな課題が発生します。

接地方式の違い(TN接地)

IECではTN接地方式が主流であり、日本国内の設備とは前提条件が異なります。これにより、感電保護・漏電対策・ノイズ耐性設計など、制御盤および設備全体の電気設計において再検討が必要になります。

センサ回路の違い(PNP / NPN)

海外製機器はPNP出力が標準であり、日本国内で一般的なNPN設計とは異なります。現場では、PNP信号をNPNに変換するためにリレー回路を追加する対応が行われており、
  • 部品点数増加
  • 配線工数増加
  • 故障リスク増大
といった問題が発生しています。

機械はあるが制御装置(OT)がないという課題

脱炭素・省エネルギー設備や先端技術設備では、海外メーカー製の装置を採用せざるを得ないケースが増えています。
例えば、カーボンニュートラルに向け、冷凍機をCO2冷媒のものへ移行しようとした際に、CO2冷媒への設備などは国内対応が限定的であり、海外装置の導入が前提となる場合があります。
しかし実際には、
  • 機械装置のみ納入される
  • 制御仕様は概略レベルの情報にとどまる
  • 制御盤・PLC設計はユーザー側所掌
といったお客様を悩ませる状況が多く、
設備導入は決まっているが制御設計が未定のまま進行する状態が発生します。

エンジニアリングが難航する理由

海外新設プロジェクトにおいては、
  • IEC規格に準拠した設計経験の不足
  • 海外受変電仕様への理解不足
  • 仕様が不明確な状態での設計リスク
などが重なり、エンジニアリングが難航します。
結果として、
対応可能な設計パートナーが見つかりにくい状況が発生します。

当社のソリューション|海外エンジニアリング対応

当社では、海外設計経験と海外受変電仕様への理解をもとに、IEC規格対応を前提とした制御盤設計および計装エンジニアリングを提供します。

IEC規格に準拠した制御盤設計

IEC規格(IEC 60204、IEC 61439等)に準拠し、
  • TN接地を前提とした安全設計
  • 電圧仕様(400V/480V)への対応
  • 遮断器・保護機器の選定
  • 電線サイズ・配線カラー・ケーブル仕様へ対応した盤設計、工事設計を行います。海外設備と整合した実用的な制御盤設計を実現します。

PNP回路設計による最適化

国内制御盤製作においても、海外設備に合わせたPNP回路設計を行うことで、従来のリレー変換対応を排除します。これにより、
  • 部品点数削減
  • 配線工数削減
  • 故障リスク低減
を実現し、シンプルで信頼性の高いシステム構築が可能になります。

海外受変電仕様への設計対応

海外設備では、
  • 三相電圧(400V/480V)
  • TN-S/TN-C接地
  • 保護協調設計
といった国内と異なる条件が存在します。これらを踏まえ、設備全体の電気設計を統合的に対応します。

概略仕様からの制御システム構築

提供される情報が限定的な場合でも、
  • I/O設計
  • 制御ロジック構築
  • PLCプログラム設計
  • HMI・SCADA設計
一貫して対応可能です。不完全な情報からでも実運用可能な制御システムを構築します。

エンジニアリング効果

  • 海外設備導入のスムーズ化
  • 設計コストの最適化
  • 設備立ち上げリスクの低減
  • 現場負担の軽減

このような企業様に最適

  • 海外設備導入で制御設計に課題がある
  • IEC規格対応の設計パートナーを探している
  • 海外工場立ち上げにおける電気・計装設計で困っている
私たちは、海外設計経験と計装技術を基盤に、IEC規格対応・海外設備制御構築を実現し、実運用可能なシステムを提供します。

お問い合わせ

海外設備の制御設計でお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。概略仕様レベルからでも対応可能です。